看護師の勤務にはオンコール勤務というのがあります。オンコールという言葉を聞いたことがある人は少なくないんじゃないでしょうか。ですが、実際にオンコール勤務をしている人は少ないかもしれませんね。ここでは、そんなオンコール勤務について紹介していきますね。また、オンコールの目的や働き方等についても解説します。
万が一、緊急事態が発生したときのために看護師が現場以外のところで待機する勤務のことをオンコール勤務といいます。オンコール以外にもただ待機というときもあります。勤務時は、何か問題が発生して呼び出しがあったらすぐに現場に駆けつけます。専用の携帯電話が支給されることもありますよ。
普通は、看護師がいなくても良いところや人数が少ないところでオンコールがあります。病院だと手術室なんかであるみたいです。あとは、慢性期病院とかでも夜勤の人数を減らすために夜だけオンコールにしているところもあるみたいですね。介護施設や老人ホーム、訪問看護なんかではオンコール勤務が多いみたいです。
手術室とか、急患なんてときにはすぐに駆けつけなければなりませんが、連絡が来たからといって全部そうとは限らないんです。例えば、介護施設や訪問看護とかでは担当者が何か不明なことや困ったことがあって質問したくて連絡がくるケースも少なくないんです。あと、利用者さんのご家族からの連絡等も多いです。電話で会話するだけで終わるので現場に行かなくても大丈夫です。待機中は、普通に日常生活をしていても良いのですが、いつ呼び出しがあっても良いように備えておくことがいくつかあります。まず、現場は住んでいるところや待機する場所から近いと思いますので待機中に遠くに出掛けることは厳禁です。あと、車で駆けつけることもありますし、現場で医療処置をすることだって考えられるので、飲酒も厳禁ですよ。
オンコールで勤務するときは専用の携帯電話が支給されることが多いと思います。勤務先によっては個人の携帯をそのまま使うこともあるかもしれませんね。どちらにせよ、待機中は電話が来たらすぐに出られるようにしておかなければなりません。電池切れや電波がないなんてことにならないように気をつけましょうね。あと、マナーモードにしたままで気が付かないなんてことも絶対にしてはいけません。お風呂やトイレのときも気をつけましょう。防水対応の携帯じゃない場合は防水ケースに入れて、すぐに手にとれるような対策が必要ですよ。
看護師の資格があれは、訪問看護師として働くことができます。ただ病院勤務と訪問看護では業務内容や働く環境が大きく異なるため、自分にできるのか不安な人もいると思います。そんな人は、まず訪問看護でどんなスキルや知識が求められるのかを把握しておきましょう。それを把握した上で自分に向いていると思ったのなら、訪問看護師を目指してみてはいかがでしょうか?
転職先を探す際、勤務地や給料、福利厚生などの基本的な勤務条件は皆さんチェックすると思います。ただ、訪問看護へ転職する際はそれだけでは不十分なんです。例えばオンコールの体制や事業所の規模、運営母体の組織の違い、利用者さんの傾向などによって、労働環境が違ってきますので、はじめて訪問看護で働く人は要注意です。ここでは、訪問看護ステーションの求人を探すときに必ずチェックしてほしいポイントを紹介しますね。
病気や障害を抱える方たちの自宅での暮らしを、主治医の指示のもと医療面で支えるのが訪問看護師の仕事なんです。寝たきりの高齢者や終末期の看取りケアだけではありません。精神疾患や障害を抱えた方、赤ちゃんや若者など、年齢も病状も様々な方が対象です。医療処置、予防ケアや介護指導まで、幅広く関わりながら、コミュニケーションをとり、訪問看護を利用する方たちとそのご家族の生活をより良いものにすることが、訪問看護師の役目です。